ロウソク足 ~基本編~

形状 呼び方 通称 見方と性質
  大陽線 陽の丸坊主 先高見込み線、大陽線となれば出現場所によっては転換の分岐
大陽線の中でも一方的に買いの勢力が強い足、ヒゲが無いのが特徴です。
  大陽線 陽の大引坊主 先高見込み、連続下げの後に出れば特に強気に見られる
始値から少し下げるものの引けにかけて上昇した形で、買い勢力が強い、上ヒゲが無いのが特徴です。
  大陽線 陽の寄付き坊主 先高見込みながら、やや慎重な動き、高値に出た場合は注意
買い勢力が強め。ヒゲが少しだけ上に出ているのが特徴です。高値から少し下落しているので、前述の2つより少し弱気になります上ヒゲの長さが重要になります。両方に少しずつヒゲが出ている場合もこのチャートとほぼ同様の意味を持ちます。
  小陽線 コマ
(陽の極線)
上下の幅が狭いローソク足
休養、気迷い、離れた場合は捨て子線の場合も
狭い範囲の陽線で集中的な売買が行なわれている様子。強気のもち合いという意味合いがとられる。ヒゲが長い場合でもほぼ同様の意味を持ちます。
  下影陽線 カラカサ線
(たぐり線)
先高見込み、下位に出れば上昇転換暗示。
上位に出れば首吊り線
初値から大きく下げて、最終的に初値よりも高いところまで上がったことがわかる。底値圏で出現すると、底値圏を脱出した意味合いが強く、買い気配のローソク足と言えます。
  上影陽線 トンカチ
(上影陽線)
高値圏での出現で売り転換。
低いところから始まって、途中に大きく上がり、引け前は落ち着いた様子。高値圏で出現すると、下落の意味合いが強いです。注意が必要なローソク足。
  大陰線 陰の丸坊主 先安見込み、高値のもみ合い水準での大陰線は特に悪い
売り勢力が一方的に強い様子。大きく下げる時にはこのローソク足が出る事が多いです。
  大陰線 大陰線
(陰の丸坊主)
先安見込みながら、やや慎重な動き、安値に出た場合は注意
売り勢力が強い様子。今後も下落していくことが予想されます。要注意のローソク足です。
  大陰線 陰の大引け坊主
(上影陰線)
先安見込み、連続下げの後に出れば特に弱気に見られる
高値圏で現れると下落する可能性大。
売り勢力が強い様子。陰の寄付坊主に比べると、多少は勢いが弱いです。両方にヒゲがある場合は陰の寄付坊主と同じ意味になります。
  小陰線 コマ
(小陰線)
休養、気迷い、離れた場合は捨子線の場合も
底値圏で現れればトレンド転換の可能性大。
弱気の持ち合いを表している。売り勢力が強い持ち合いの状態で下落する可能性が高いです。
  下影陰線 カラカサ
(下影陰線)
高値圏での出現で売り転換。
底値圏での出現で買い転換。
初値から大きく下げて、最終的に初値よりは少し戻らなかった様子。陽のカラカサと同じで底値圏で出現すると底値脱出の意味合いがあります。これが出たら買いサイン。
  上影陰線 トンカチ
(上影陰線)
高値圏での出現で売り転換。上影陽線のトンカチより売り圧力は強い。
低いところから始まって、ザラ場中に大きく上がり、引け前は落ち着いた様子。陽のトンカチと同じで高値圏で出現すると下落のサインとして知られています。これが出たら売りサイン。
  寄引同事線 トンボ
(寄引同事線)
上位か下位かいずれかに出るかによって転換点
底値圏で現れれば上昇転換。
初値と終値が同じでザラ場中は大きく下げた様子。上昇相場だった場合下降相場に、下降相場だった場合、上昇相場に移行する相場の転換ローソク足として知られています。
  寄引同事線 塔婆
(トウバ)
上位に出れば上げ止まり。その他の位置は小休止
それ以外の場面で出現すれば小休止を表す。
下ヒゲがない寄引同事線で、相場の一つの流れが終了しこの後、転換か保ちあいのどちらかへ進むと判断できます。売買する際は次の動きを見てからの方が良いでしょう。
  寄引同事線 足長同時線
(寄引同事線)
十字線より強いトレンド転換。相場の流れが強めに変化する可能性大。
上ヒゲと下ヒゲがほぼ同じ長さの寄引け同事線で、売り勢力と買い勢力が激しく攻防している状態で、相場の転換期を示しています。
  寄引同事線 四値同事
(一本同事)
前後によって転換線
小休止。
四本値がすべて同じで柱もヒゲもない寄引同事線で、相場が動いていない状態だが、動き出せば新しい相場へ移行することを示しています

 

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